◆新視点研究所とは

新視点研究所は、ナラティブを起点に、人・組織・地域の創造性をひらく方法を研究し、実践する場です。

私たちは、これまで疑いもせず受け入れてきたことを問い直し、「分からなくなる時間を持つ」ことを大切にしています。

分かっているつもりでいる方が、ある意味では楽です。自分で考え続けることは、ときに面倒で、苦しく、なかなか答えが見つからず、モヤモヤすることもあります。

それでも、自分は何に心を動かされ、何を面白いと思い、どうありたいのかを考えることには、人を自由にする力があると信じています。

当たり前だと思っていたことを問い直すことで、これまでとは違う世界の見方が生まれる。そして、自分自身のナラティブから生まれた新しい視点は、まだ見えていなかった問いや可能性を発見し、新たな価値を生み出す源泉になると考えています。

新視点研究所は、一人ひとりが自らの視点を持ち、他者との対話を通じて問いを育て、学び、試しながら、未来との関わり方をつくっていくための環境を育てます。

◆研究テーマは、ナラティブを起点に、人・組織・地域の創造性をひらく方法論

同じ出来事を経験しても、何に心を動かされ、どのような意味を見いだすかは人によって異なります。私たちは、その人固有の経験や価値観から生まれる世界の見方を「ナラティブ」と捉え、創造性と価値創造の起点として研究しています。

一人称のナラティブから、新しい視点はどのように生まれるのか。その視点から、その人だからこそ持てる問いはどのように立ち上がるのか。そして問いを起点とした実践から、どのように予期しなかった価値や未来が生まれるのか。

「ナラティブモデル」「帰結動態」を軸に、その生成プロセスを研究し、実践可能な方法論として社会へひらいていきます。

◆新視点研究所が大切にしている5つの姿勢

01|学び続けることで、自由になり続ける。

学びとは、知識やスキルを身につけることだけではありません。新しいことを知り、経験したことのない世界に触れ、自分自身の可能性や選択肢を広げていく営みです。学んだことや実践から得られた経験は、たとえ思い通りの成果につながらなくても、自分の中に蓄積されていきます。私たちは、学びを何かの目標を達成するための手段としてだけでなく、自分の人生や仕事の主語を自分に取り戻し、より自由に生きるための営みとして大切にします。

02|当たり前を疑い、自分を起点に考える。

私たちは、社会や組織の中で、さまざまな常識や価値観を知らず知らずのうちに受け入れています。しかし、誰かにとっての正解が、自分にとっても正解とは限りません。まずは、当たり前だと思っていたことを問い直し、自分は何に違和感を覚え、何に心を動かされるのかを考えてみる。自分自身の経験や価値観から世界を捉え直すことで、これまで見えていなかった問いや可能性が生まれます。私たちは、その一人称の視点を価値創造の源泉として大切にします。

03|分からなくなる時間を、楽しむ。

分かっているつもりでいる方が、ある意味では楽です。自分で考え続けることは、ときに面倒で、苦しく、なかなか答えが見つからないこともあります。しかし、すぐに結論を出さず、分からないことと向き合う時間には、新しい発見の可能性が眠っています。考えているうちに、最初の問いそのものが変わってしまうこともあるでしょう。私たちは、正解にたどり着くことだけを目的とせず、考える過程で生まれる疑問や発見を面白がり、問いが深まっていくことを楽しみます。

04|異なる視点を交わし、ともに問いを育てる。

自分自身の問いを持つことは大切ですが、問いは一人で考え続けるだけでは、なかなか育ちません。他者の経験や価値観に触れ、自分の考えを言葉にし、思いがけない問いを返されることで、新しい視点が生まれます。大切なのは、誰かの考えを正すことでも、ひとつの結論にまとめることでもありません。互いの違いを面白がり、それぞれの視点を持ち寄ることで、一人では辿り着けなかった場所へ問いを育てていく。私たちは、そんな対等で創造的な関係を大切にします。

05|小さく試し、起きたことを面白がる。

どれだけ考えても、実際にやってみなければ分からないことがあります。だからこそ、最初から大きな成果を目指すのではなく、まずは小さく試してみる。そして、思い通りになったことだけでなく、予想外の反応や失敗、偶然の出会いにも目を向けます。実践は、あらかじめ決めた答えが正しいかを確かめるためだけのものではありません。起きたことをよく観察し、そこから新たな意味や問いを発見する。私たちは、学びと実践を往復しながら、思いがけない未来が立ち上がる可能性を大切にします。

◆意味や価値がわからなくても、手放したくないものがある。

すぐに役に立たなくてもいい。
仕事になるかわからなくてもいい。
うまく説明できなくてもいい。

それでも、なぜか気になってしまうことがある。
私たちは、そんな小さな感覚を大切にしたいと思っています。

問いは、最初から立派な言葉である必要はありません。
学び、人と話し、試しているうちに、少しずつ輪郭が見えてきます。
そして、その問いがいつか仕事になったり、プロジェクトになったり、本になったり、誰かの人生に影響を与えたりすることがあります。

もちろん、何にもならないこともあります。
それもまた、研究です。

未来がどうなるかわからないからこそ、自分の中にある「気になる」を手放さず、学び、問い、試してみる。
新視点研究所は、そんな人たちと一緒に研究を続けていきたいと思っています。

ページ上部へ戻る